「高2になってから数学が分からなくなってきた」
「大学受験に向けて数学を勉強し直したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
「高3なのに基礎ができていない。このまま受験勉強を進めて大丈夫なのだろうか」
このような悩みを持つ高校生は少なくありません。
特に数学は、前に学習した内容を使って新しい単元を理解していく科目です。
そのため、学校や予備校の授業は進んでいても、以前の単元に理解できていない部分が残っていると、途中から授業についていけなくなることがあります。
そこで必要になるのが、大学受験に向けた数学のスケジュールを、現在の理解度に合わせて組み直すことです。
ただし、「高2の夏までにこの問題集」「高3の夏から過去問」と時期だけを決めても、すべての高校生に当てはまるわけではありません。
同じ高2でも、数ⅠAの基本問題から復習したほうがよい生徒もいれば、数ⅡBCの標準問題まで自力で解ける生徒もいます。
志望校によっても、共通テストだけで数学を使うのか、国公立大学の二次試験や私立理系の個別試験まで必要なのかで、求められる学習内容は変わります。
大学受験の数学スケジュールで大切なのは、「今は高2だからここから」と学年だけで決めるのではなく、「現在どこまで自力で解けるか」と「志望校でどこまで必要か」の両方を確認することです。
この記事では、数学が苦手な高校生を指導してきた経験をもとに、
- 高2から大学受験数学を始める場合
- 高3から基礎を立て直す場合
- 数学が苦手な場合
- 理系で数ⅢCまで必要な場合
- 共通テストと二次・私大対策を両立する場合
などに分けて、大学受験の数学の勉強スケジュールを具体的に解説します。
お子さんの数学について「何を、いつまでに勉強させればよいのだろう」と迷っている保護者の方も、まずは現在の学習状況を整理するところから考えてみてください。
大学受験の数学スケジュールはどう立てればいい?

大学受験の数学スケジュールは、「高2だからここまで」「高3の夏だから過去問」と時期だけで決めるのではなく、志望校で必要な数学と、現在どこまで自力で解けるかの差から逆算して立てます。
大学受験までの勉強計画を立てようとすると、
- 数ⅠAはいつまでに終わらせるか
- 数ⅡBCは何月までに仕上げるか
- 理系なら数ⅢCをいつ始めるか
- 過去問は何月から解くか
といった「時期」が気になると思います。
もちろん、入試までの残り時間から期限を決めることは必要です。
しかし、同じ高2・高3でも、現在の学力や志望校によって必要なスケジュールは異なります。
たとえば、数ⅡBCまで学校で習っていても、数Ⅰの二次関数を自力で解けないのであれば、数ⅡBCだけを先へ進めても問題が解決しないことがあります。
反対に、既習範囲の基本~標準問題を自力で解けるのであれば、最初からすべてを復習する必要はありません。
そのため、私は大学受験までの数学の計画を考えるとき、
①志望校で必要な数学を確認する
↓
②現在どこまで自力で解けるかを確認する
↓
③基礎→標準問題→入試演習→過去問のどこから始めるかを決める
という順番で考えています。
まず志望校で必要な数学の範囲とレベルを確認する
最初に確認するのは参考書ではなく、志望校の入試で「どの範囲を、どのレベルまでできる必要があるか」です。
大学によって、数学の必要範囲や配点、問題の難易度は異なります。
また、同じ「大学受験で数学を使う」といっても、
- 共通テストのみで数学を使う
- 私立大学の個別試験で数学を使う
- 国公立大学の二次試験で数学を使う
- 理系で数ⅢCまで必要になる
といった違いがあります。
したがって、最初に志望校の募集要項や入試科目を確認し、可能であれば過去問にも一度目を通します。
この段階では、過去問を最後まで解けなくても構いません。
「どの分野が出ているのか」
「基本問題を確実に取る必要があるのか」
「複数の単元を組み合わせた問題まで対応する必要があるのか」
「記述式で途中の考え方まで求められるのか」
などを確認するために使います。
たとえば同じ高3でも、共通テスト数学を中心に対策する生徒と、理系学部で数ⅢCまで使う生徒では、残り期間の使い方は変わります。
「高3だからこの問題集をやる」のではなく、「この大学を受験するために、入試までに何ができる必要があるか」から学習内容を決めることが最初の一歩です。
次に「今どこまで自力で解けるか」を確認する
志望校で必要な到達点を確認したら、次は「習ったことがあるか」ではなく、「解説を見ない状態でどこまで正解できるか」を確認します。
ここは、大学受験の数学スケジュールを作るうえで特に重要です。
学校や予備校で一度習った単元でも、
「授業を聞けば分かる」
「参考書の解説を読めば分かる」
「解答を見た後なら同じ計算ができる」
という状態と、
「何も見ない状態で、自分で解法を考えて正解までたどり着ける」
という状態は同じではありません。
そこで、既習範囲について教科書の例題や基本問題、これまで使ってきた問題集などから問題を選び、何も見ずに解いてみます。
このとき、単に○×をつけるだけではなく、
- 公式そのものを忘れている
- 公式は覚えているが、どこで使うのか分からない
- 問題文から条件を整理できない
- 解法は分かるが計算で止まる
- 前の単元の知識が不足している
など、なぜ解けなかったのかまで確認します。
私の指導でも、現在習っている単元だけが原因とは考えません。
たとえば、判別式を苦手としていた高校生について理解を一つずつ確認したところ、判別式そのものより前に、平方根の意味についての理解が十分ではないことが分かったことがあります。
このような場合には、判別式の問題を繰り返すだけではなく、理解が止まっている前提知識まで戻って学習します。
反対に、基本問題を自力で解けている単元まで最初からすべてやり直す必要はありません。
大学受験まで使える時間には限りがあります。
「何年生の内容まで終わったか」ではなく、「どこまで自力で解けて、どこから自力では解けないか」を調べることで、やり直す範囲を絞ることができます。
基礎・標準問題・入試演習・過去問の4段階に分ける

志望校と現在地が分かったら、数学の学習を「基礎固め→標準問題→入試演習→過去問」の4段階に分け、単元ごとにどの段階から始めるかを決めます。
ここで重要なのは、すべての単元を同じ段階から始めないことです。
① 基礎固め
まず、教科書の例題や基本問題を使って、定義・公式・基本的な解法を確認します。
ただし、公式を暗記しただけでは終了にしません。
問題を見たときに必要な公式や考え方を自分で選び、実際に使って正解までたどり着けることを確認します。
高校数学では、知識を身につけるだけでなく、その知識を使って考え、問題を解決することも重要です。
そのため、私は公式を覚えたかどうかだけではなく、「その公式を、どのような問題で使うのか分かっているか」まで確認するようにしています。
② 標準問題を自力で解く
基礎が確認できたら、入試の基本~標準レベルの問題へ進みます。
ここでの目標は、
「解説を読めば理解できる」
ではありません。
解説を閉じた状態で、問題文から自分で方針を立てて解けることです。
一度解説を読んだ問題についても、その場で解き直すだけではなく、数日後にもう一度解きます。
類題でも同じ考え方を使えるかを確認し、使えなければもう一度基礎や解説へ戻ります。
③ 単元を自分で判断する入試演習
標準問題を解けるようになったら、次は単元別に並んでいない問題にも取り組みます。
問題集の「数列」の章を開けば、数列の公式を使うことは最初から分かっています。
しかし、実際の模試や大学入試では、
「この問題は二次関数を使う」
「ここでは数列として考える」
と教えてもらえるわけではありません。
問題文を読んで、自分で「何を使って解く問題なのか」を判断する力が必要です。
そのため、複数の単元からランダムに問題を出し、解法を自分で選ぶ演習を入れていきます。
④ 志望校の過去問
基礎・標準問題がある程度自力で解けるようになったら、志望校の過去問を使って実際の入試問題に対応できるかを確認します。
過去問で点数を出すことだけが目的ではありません。
解けなかった問題について、
- 基礎知識が不足していた
- 標準的な解法が定着していなかった
- どの解法を使うか判断できなかった
- 計算量に対応できなかった
- 時間配分に問題があった
と原因を分けます。
そして必要であれば、標準問題や基礎問題へ戻ります。
つまり、
基礎→標準→入試演習→過去問
と一方向に進むだけではなく、
過去問→不足部分を発見→標準・基礎へ戻る
という往復も必要です。
大学受験数学の基本的な流れ
志望校で必要な数学を確認する
↓
現在どこまで自力で解けるか確認する
↓
基礎固め
↓
標準問題を自力で解く
↓
単元を自分で判断する入試演習
↓
志望校の過去問
↓
解けなかった原因に応じて必要な段階へ戻る
大学受験の数学スケジュールは、「何月までに何冊終わらせるか」だけで作るものではありません。
志望校で必要な数学から逆算し、現在どこまで自力で解けるかを確認して、その差を一つずつ埋める形で組み立てることが重要です。
高2から大学受験の数学を始めるスケジュールは?

高2から大学受験の数学を始める場合は、学校で学ぶ数ⅡBCを進めながら、数ⅠAの苦手な部分を並行して復習するのが基本です。
高2は、大学受験までまだ時間がある一方で、数学の内容が一段と複雑になる時期でもあります。
特に理系では、この先に数ⅢCの学習もあります。
そのため、
「高1の数ⅠAを最初から全部やり直してから数ⅡBCへ進む」
のではなく、学校の授業は進めながら、数ⅠAの中で今後の学習に必要な部分を優先して復習することを考えます。
高2の大学受験の数学スケジュールは、おおむね次のように考えます。
高2前半
数ⅡBCを進めながら、数ⅠAの不足部分を確認する
↓
高2夏~秋
既習範囲の基本~標準問題を、解説なしで解く練習を増やす
↓
高2後半
単元別の問題だけでなく、複数単元から出された問題で解法を判断する
↓
理系
学校の進度と志望校に応じて数ⅢCを進める
↓
高2終了時
「どの問題集を終えたか」ではなく、既習範囲をどこまで自力で解けるか確認する
ただし、これは全員共通の期限ではありません。
高2では「予定された範囲を終わらせること」よりも、高3になったときに基礎へ大きく戻らなくて済む状態を作ることが重要です。
高2前半は数ⅠAの穴を残さず数ⅡBCへ進む
高2前半は、学校で数ⅡBCを学びながら、数ⅠAの中で理解が不十分な単元を並行して復習します。
ここで注意したいのは、「数ⅠAを一度習ったから復習は必要ない」と考えないことです。
高校数学では、それまでに学んだ考え方を、その後の単元でも使います。
特に、関数を扱ううえでは、数Ⅰの二次関数で学ぶ、
- グラフを描く
- 定義域を確認する
- 最大値・最小値を求める
- 条件によって場合分けする
といった考え方が、その後の関数分野を学ぶ際にも必要になります。
たとえば三角関数や指数・対数関数、微分を学習した後の問題でも、式を整理した結果、二次関数として最大・最小を考える問題があります。
そのため、私は模試対策でも、二次関数に不安がある高校生については優先して確認することがあります。
ただし、数ⅠAを最初から全問解き直す必要があるとは限りません。
まず教科書の例題や基本問題などを解いて、
「何も見ないで解ける問題」と「自力では解けない問題」を分ける
ことから始めます。
二次関数なら、
「平方完成はできるが、文字を含む最大・最小になると解けない」
という生徒もいます。
その場合、二次関数を最初からすべてやり直すのではなく、定義域や頂点の位置による場合分けを重点的に練習する方法があります。
このように、高2前半では、
学校:現在学習している数ⅡBCを進める
+
家庭学習:数ⅠAの不足している部分を絞って復習する
という形にすると、学校の進度を止めずに基礎を立て直すことができます。
高2だから数ⅡBCだけを勉強するのではなく、数ⅡBCを理解するために必要な数ⅠAの知識が使える状態になっているかも確認しましょう。
高2夏~秋は標準問題を自力で解く力をつける
高2の夏から秋にかけては、「解説を読めば分かる」状態から、「問題を見て自分で解法を選べる」状態へ進むことを目標にします。
教科書の例題や基本問題が解けるようになったら、次は基本~標準問題へ進みます。
この段階で注意したいのは、問題集の解説を読んで理解できたことで、その問題を終了にしないことです。
たとえば、
問題を解く
↓
解けなければ解説を確認する
↓
解説を閉じてもう一度解く
↓
数日後に同じ問題・類題を解く
↓
別の単元と混ざった状態でも解法を判断できるか確認する
というところまで行います。
【指導例】二次関数に絞った対策で、高2の駿台模試が偏差値57に
実際に私が高校2年生の模試対策をした際、二次関数の「定義域による場合分け」「頂点の位置による場合分け」をテーマとする問題に絞って練習したことがあります。
二次関数を優先したのは、二次関数そのものが重要だからというだけではありません。
その後に学習する三角関数、指数・対数関数、微分などでも、問題によっては式を整理して二次関数の最大・最小などに帰着させて考えることがあるためです。
そこでこの生徒には、広い範囲を少しずつ解かせるのではなく、
- 二次関数のグラフを描く
- 定義域を確認する
- 頂点の位置を確認する
- 条件によって場合分けする
- 最大値・最小値まで自力で求める
という一連の流れを繰り返し練習してもらいました。
その結果、約2か月後の高2の駿台模試では、数学の偏差値が57まで伸びました。
もちろん、すべての高校生が二次関数だけを勉強すれば同じ結果になるということではありません。
この事例で重要なのは、模試までの期間が限られているときに「数学を全部復習する」のではなく、その生徒にとって優先度の高い内容を見つけ、そこに学習時間を集中させたことです。
高2の段階であれば、こうした確認と修正を繰り返しながら、高3までに標準問題を自力で解ける範囲を増やしていく時間があります。
理系は数ⅢCをいつから進める?
理系で数ⅢCが必要な場合は、「高2の何月から」と一律に決めるのではなく、学校の進度・志望校・数ⅠAⅡBCの定着度を確認して開始時期を決めます。
難関大学の理系学部などを目指す場合、
「できるだけ早く数ⅢCを始めなければ」
と考えることもあるでしょう。
確かに、数ⅢCを入試で使うのであれば、その後の問題演習や過去問に使う期間も必要なので、早めに学習を進めるメリットはあります。
ただし、数ⅠA・数ⅡBCに大きな穴がある状態で、数ⅢCだけを急いで進めることが適切とは限りません。
特に数Ⅲの微分・積分では、これまで学習してきた関数や計算の知識も使います。
そのため、
- 数Ⅱまでの関数を理解しているか
- 指数・対数関数を扱えるか
- 三角関数を扱えるか
- 基本的な式変形や方程式を処理できるか
- 数Ⅲを学ぶ以上「極限の計算」を理解できるか
なども確認します。
ここでも基準になるのは、「履修済みか」ではなく「必要な問題を自力で解けるか」です。
学校で数ⅢCを高2から進めているのであれば、学校の授業に合わせながら数ⅠAⅡBCの不足部分を復習します。
学校でまだ数ⅢCに入っていない場合には、志望校で数ⅢCが必要か、学校の今後の進度はどうなっているかを確認したうえで、先取りが必要かを判断します。
数ⅢCを早く始めること自体を目標にするのではなく、入試演習や過去問に進める時期から逆算し、前提となる数ⅠAⅡBCも含めて計画することが大切です。
高2の終わりまでに何ができればいい?
高2の終わりに確認したいのは、「問題集を何冊終えたか」ではなく、既習範囲の基本~標準問題をどこまで解説なしで解けるようになったかです。
たとえば、
「数ⅠAの問題集を3周した」
「数ⅡBCを最後まで習った」
ということだけでは、大学受験に向けた準備ができているかは判断できません。
高2終了時には、既習範囲から問題を選び、
- 基本問題なら方針がすぐに立つか
- 標準問題を解説なしで解けるか
- 公式を覚えているだけでなく、必要な場面で使えるか
- 単元名を示されなくても解法を考えられるか
- 数日後の解き直しでも解けるか
- 苦手な単元が具体的に分かっているか
を確認します。
特に重要なのが、単元名を示されなくても解法を判断できるかです。
問題集では「二次関数」「数列」「三角関数」と章が分かれているため、何を使う問題なのかが最初から分かります。
しかし、模試や大学入試では、自分で問題を読んで使う知識を判断しなければなりません。
そのため、高2後半からは、既習範囲の問題をランダムに出して解く時間も少しずつ取り入れます。
そこで解けない問題が見つかった場合も、高2のうちなら、
解けなかった
↓
原因を確認する
↓
必要なら基礎・前の単元へ戻る
↓
類題を解く
↓
もう一度ランダムに確認する
という修正ができます。
高3になると、共通テスト対策、志望校別の入試演習、過去問、他教科の勉強にも時間を使う必要があります。
だからこそ、高2の終わりまでにすべての数学を完成させる必要はありませんが、「基礎から大きくやり直さなければならない単元」をできるだけ減らしておくことには大きな意味があります。
高2の数学スケジュールでは、「どこまで進んだか」よりも、「高3になったとき、どの単元なら入試レベルの演習へ進める状態になっているか」を基準に学習を進めましょう。
高3から数学を立て直す場合のスケジュールは?
高3から大学受験の数学を立て直す場合は、数ⅠAからすべてを均等にやり直すのではなく、志望校で必要な範囲と現在の学力を確認し、優先順位をつけて学習します。
高3になると、
「基礎からやり直したいけれど、今からでは遅いのではないか」
「数ⅠAから全部復習していたら、過去問まで間に合わないのではないか」
と心配する高校生や保護者の方もいると思います。
実際、高3では数学だけに時間を使えるわけではありません。
英語・理科・国語など他科目の勉強、模試、共通テスト対策、志望校の過去問にも時間が必要です。
だからこそ、高3では「数学を最初から全部やり直す」という計画ではなく、
①志望校で必要な数学を確認する
↓
②既習範囲を解いて現在地を確認する
↓
③優先して立て直す単元を決める
↓
④単元ごとに基礎と標準問題を進める
↓
⑤入試演習・過去問で不足部分を見つけて戻る
という流れで考えます。
高3の大学受験の数学スケジュールでは、カレンダーどおりに進むこと以上に、残された時間を「どの問題をできるようにするために使うか」を決めることが重要です。
高3春は「全部やり直す」のではなく、優先順位を決める
高3の春は、数ⅠAから順番にすべて復習するのではなく、「志望校で必要なのに、現在自力で解けない内容」を優先して確認します。
数学が苦手だからといって、
「数ⅠAの最初から全部」
「教科書を1ページ目から全部」
とやり直す必要があるとは限りません。
まず、志望校の入試科目・出題範囲・過去問を確認します。
そのうえで、既習範囲の基本問題を解き、
- 自力で解ける単元
- 基本問題なら解けるが標準問題では止まる単元
- 公式は知っているが使い方が分からない単元
- 基礎から理解し直す必要がある単元
- 志望校では優先度が低い単元
に分けます。
たとえば数Ⅲまで必要な場合、「微分はできるのに、極限の計算は自信がない」という生徒もいます。
もし仮に国立の2次試験に数学Ⅲまで必要で、極限計算まで要求されるのであれば、極限の練習も取り入れることになります。
基礎的なことをやり直す際には、
志望校で必要か
×
現在どこまで自力で解けるか
×
その問題が解けない原因は何か
の3つから判断します。
高3では時間が限られているからこそ、できる問題まで一律にやり直さず、「できない原因があるところ」に時間を使うことが重要です。
高3春~夏は基礎固めと標準問題を並行する
高3の春から夏は、「全範囲の基礎が終わってから標準問題へ進む」のではなく、単元ごとに基礎固めと標準問題を並行して進めます。
たとえば、
- 二次関数は標準問題へ進める
- 数列は基本問題から復習する
- ベクトルは公式の使い方から確認する
- 微分は標準問題まで解ける
というように、同じ生徒でも単元によって学習段階は異なります。
そこで、
二次関数:標準問題
数列:基礎→類題
ベクトル:基本事項の確認
微分:標準~入試問題
というように、単元ごとに現在地を変えて考えます。
ここでの基礎固めは、公式を覚え直すだけではありません。
基本例題を理解したら、解説を閉じて類題を解きます。
さらに数日後にも同じ問題や類題を出し、もう一度自力で解けるかを確認します。
「解説を読んで理解できた」ではなく、「何も見ないで自分で解ける」までを基礎固めに含めることが重要です。
そして、自力で解けるようになった単元から標準問題へ進みます。
この方法なら、苦手な単元の基礎を立て直している間も、得意な単元や定着している単元では入試に向けた演習を進められます。
高3では、
「数学全体が基礎段階」
と考えるのではなく、
「この単元は基礎、この単元は標準、この単元は入試演習」
と分けた方が、限られた時間を使いやすくなります。
高3夏~秋は入試問題で「どの解法を使うか」を判断する練習へ
高3の夏から秋にかけては、標準問題を自力で解ける単元から、単元名が示されていない入試形式の問題へ移行します。
問題集を単元別に勉強していると、
「今は数列の章だから、数列の公式を使う」
「今は二次関数だから、平方完成をする」
ということが最初から分かります。
しかし、模試や大学入試では、使う公式や単元を教えてもらえません。
問題文を読み、
「何を求める問題なのか」
「どの条件を使うのか」
「どの単元の考え方を使えばよいのか」
を自分で判断する必要があります。
そのため、基礎・標準問題がある程度できるようになったら、複数単元の問題を混ぜたランダム演習を取り入れます。
私の指導でも、
基礎例題→解説を見ずに類題→ランダム演習
という流れを重視しています。
ランダム演習で解けなかった場合は、すぐに答えを見るのではなく、
- 問題文の意味が分からなかったのか
- 必要な公式を知らなかったのか
- 公式は知っていたが選べなかったのか
- 方針は合っていたが計算できなかったのか
- 複数の知識を組み合わせられなかったのか
まで確認します。
ここで原因が基礎にあれば、もう一度基本問題へ戻ります。
したがって、高3夏以降も「基礎の勉強は終了」と考える必要はありません。
入試演習で弱点を見つけ、必要な単元だけ基礎・標準問題へ戻るという往復を繰り返すことが大切です。
過去問はいつから始めればいい?
志望校の過去問は「○月になったら始める」と月だけで決めず、既習範囲の基礎・標準問題がどこまで自力で解けるかを見ながら本格的に取り入れます。
ただし、志望校の過去問を見ること自体は早めに行って構いません。
むしろ、高3の春の段階でも、
- どの分野が出題されているか
- 問題数はどのくらいか
- 記述式か
- 計算量は多いか
- 基本~標準問題を確実に取る必要があるのか
- どの程度の問題まで解ける必要があるのか
を確認しておくと、そこから逆算して学習計画を立てやすくなります。
一方で、基礎がほとんど定着していない段階から、過去問だけを何年分も解き続けても、十分な演習にならない場合があります。
過去問を解いたら、点数だけを見るのではなく、解けなかった問題を分類します。
知識不足
→ 基礎へ戻る典型的な解法が定着していない
→ 標準問題へ戻るどの解法を使うか判断できない
→ ランダム演習・入試演習を増やす時間が足りない
→ 問題選択や時間配分を見直す
このように使えば、過去問は単なる「本番の練習」ではなく、残り期間に何を勉強すべきかを見つけるための教材にもなります。
過去問は学習の最後に一度だけ使うものではなく、「現在地を確認する→不足部分へ戻る→再び過去問で確認する」という形で利用すると、志望校対策につなげやすくなります。
共通テスト対策と二次・私大対策はどう両立する?
共通テストと二次試験・私大の数学を両方使う場合は、すべてを同じ割合で勉強するのではなく、配点・現在の得点・志望校で必要な数学から優先順位を決めます。
たとえば国公立大学を志望している場合、
「共通テスト数学も不安だから、ずっと共通テスト対策をする」
という方法が適切とは限りません。
反対に、
「二次試験の数学が難しいから、共通テストは直前だけでよい」
とも一律には決められません。
まず、
- 共通テスト数学で必要な目標点
- 現在の共通テスト模試の得点
- 二次試験の数学の配点
- 二次試験で必要な数学のレベル
- 英語・理科など他科目の状況
を確認します。
共通テストの得点が目標から大きく離れているのであれば、その原因も分析します。
基本事項が不足しているのか、問題文から条件を整理できないのか、時間が足りないのかによって、必要な対策は異なります。
二次・私大対策についても同様です。
標準問題で止まっているのであれば、難しい過去問を増やすより、標準問題の定着を優先する場合があります。
高3では「共通テスト用」「二次試験用」と完全に分けて考えるより、基礎・標準問題で共通する数学力を作りながら、それぞれの試験形式に合わせた演習を追加すると考える方が整理しやすくなります。
そして、模試や過去問を解くたびに、
現在の得点
↓
志望校で必要な得点
↓
どの分野で差があるか
↓
次の1週間・1か月で何を優先するか
を見直します。
高3から数学を立て直す場合に重要なのは、最初に作った年間スケジュールを守り続けることではありません。
模試や過去問の結果を使いながら、「今、何をできるようにすることが合格に最も必要か」を確認し、学習の優先順位を修正し続けることです。
数学が苦手な高校生はスケジュールをどう変える?
数学が苦手な高校生は、一般的な大学受験の数学スケジュールにそのまま合わせるのではなく、「どこで理解が止まっているのか」を確認する時間を入れることが重要です。
たとえば、
「高2の夏までに数ⅡBCを終わらせる」
「高3の夏から入試問題を始める」
という計画を立てても、その前提となる内容を自力で使えなければ、予定どおり進めることが難しくなります。
このとき、
「数学が苦手だから、もっと問題数を増やそう」
「公式をもう一度全部覚え直そう」
とする前に、なぜ現在の問題を解けないのかを確認します。
数学が苦手な高校生の場合、私が特に確認しているのは次の3点です。
① 現在の単元より前の知識につまずきがないか
② 公式を覚えるだけの学習になっていないか
③ 「解説を見れば分かる」状態で次へ進んでいないか
この3つを確認すると、同じ「数学が苦手」という高校生でも、必要な勉強スケジュールは変わってきます。
苦手な高校生ほど、「何月までにどこまで終わらせるか」だけではなく、「どこまで戻るか」「何をもってできたと判断するか」をスケジュールに入れる必要があります。
「苦手な単元」ではなく、その前提知識まで確認する

現在学習している単元が解けない場合は、その単元の問題を繰り返すだけでなく、理解に必要な前提知識までさかのぼって確認します。
高校数学では、以前に学んだ内容を使って新しい内容を理解する場面が多くあります。
そのため、
「二次関数が苦手だから二次関数だけを繰り返す」
「数列が苦手だから数列の問題集を増やす」
という方法で解決するとは限りません。
私が実際に指導した高校生に、判別式を苦手としていた生徒がいました。
最初は判別式そのものに問題があるように見えました。
しかし、
「なぜ (D>0) なら実数解が2個あるのか」
「なぜ (D<0) なら実数解がないのか」
というように、理由を一つずつ確認していくと、判別式より前にある平方根の意味についての理解が十分ではないことが分かりました。
そこで、判別式の公式を何度も覚え直すのではなく、
「どのような実数でも、2乗すると0以上になる」
というところまで戻って確認しました。
そこから、x^2=aという方程式が実数解をもつためには
である必要があることを確認し、それを二次方程式の解の公式、さらに判別式へつなげました。
このように確認すると、
「判別式は (D=b^2-4ac) と計算して、正・0・負を調べる公式」
として覚えるだけではなく、なぜ判別式の符号から実数解の個数を判断できるのかまで理解できます。
この生徒の場合、必要だったのは判別式の問題数を増やすことではありませんでした。
必要だったのは、理解が止まっていた平方根まで戻ることでした。
数学が苦手な高校生について「どこまで戻ればよいか」を考えるときも、
現在の問題が解けない
↓
なぜ解けないのか確認する
↓
前提知識に問題があれば戻る
↓
基礎問題・類題で確認する
↓
元の単元へ戻ってもう一度解く
という流れで考えます。
したがって、「高2だから数ⅡBC」「高3だから入試演習」と学年だけで開始地点を決めることはできません。
数学のやり直しでは、現在習っている単元ではなく、「理解が止まっている最初の地点」を見つけることがスケジュールを立て直す出発点になります。
公式暗記だけで進めない
公式を覚えているのに問題が解けない高校生は、「公式を覚える時間」を増やすのではなく、「どの問題で、なぜその公式を使うのか」を考える練習をスケジュールに入れます。
数学が苦手な高校生の中には、公式を一生懸命覚えている生徒もいます。
それでも問題になると、
「どの公式を使えばいいか分からない」
「公式は覚えているのに式を立てられない」
ということがあります。
これは、「公式を知っていること」と「問題の中で公式を使えること」は別だからです。
私が指導した高校生にも、学校の授業が理解できず、「点と直線の距離の公式を使う、円の弦の長さを求める問題」を苦手としていた生徒がいました。
その生徒の学習を確認すると、公式を覚えることだけをしていました。
そこで、公式をさらに覚えさせるのではなく、教科書の練習問題を使って、
- 問題文から何が分かっているのか
- 何を求めるのか
- 条件をどのように式で表すのか
- どの知識を使えばその条件を処理できるのか
を一つずつ確認しました。
つまり、問題を解くことを通して、公式の「使い方」を学ぶように学習方法を変えました。
その結果、この生徒は円の弦の問題を自分で解けるようになりました。
大学入試では、問題の横に「この公式を使いなさい」と書かれているわけではありません。
そのため、公式を覚えることは必要ですが、それと同時に、
問題を読む
↓
条件を整理する
↓
使える知識・公式を考える
↓
実際に式を立てる
というアウトプットの練習が必要です。
特に、公式を覚えているのに模試になると解けない場合には、公式を覚え直すだけでなく、「どの公式を使うのかを自分で判断する問題」を学習計画に増やします。
公式の暗記を学習のゴールにせず、「問題の中で必要な公式を自分で選んで使えること」をゴールにすることで、その後の入試演習につながります。
「解説を見れば分かる」をスケジュール上の完了にしない
解説を読めば理解できる高校生は、「分かったところ」で次へ進まず、解説を閉じて自力で解き直し、さらに数日後にも解けるか確認する時間をスケジュールに入れます。
数学が苦手な高校生を指導していると、
「解説を見れば分かります」
「答えを見たら、自分でもできそうです」
ということがあります。
これは理解への一歩ですが、まだ「自力で解ける」とは限りません。
解説には、
- 最初に何をするか
- どの公式を使うか
- どのように式を変形するか
- どこで場合分けするか
がすでに示されています。
一方、模試や大学入試では、その最初の一手から自分で考える必要があります。
そのため、私の指導では、その場で正解できただけでは「できるようになった」と判断していません。
基本的には、
① まず自分で問題を解く
↓
② 解けなかった原因を確認する
↓
③ 必要な考え方・解説を理解する
↓
④ 解説を閉じて、もう一度自分で解く
↓
⑤ 同じ問題・類題を家庭学習で解く
↓
⑥ 数日後、こちらで選んだ問題を何も見ずにもう一度解く
という流れで確認しています。
最後に確認するのは、答えが合っているかだけではありません。
問題文を読んで必要な考え方を自分でアウトプットし、式を立て、正解までたどり着けるかを見ます。
たとえば、解説を読んだ直後には解けたのに、数日後には最初の一手が出てこないのであれば、まだ復習が必要です。
同じ問題は解けても、数字や条件が変わった類題になると解けないのであれば、解法はもちろん、問題文そのものを理解できているかをもう一度確認します。
さらに、単元別の問題なら解けても、複数の単元からランダムに出されると解けない場合には、「何を使う問題なのか」を判断する練習を追加します。
そのため、数学が苦手な高校生の1週間の予定を、
「月曜10ページ、火曜10ページ、水曜10ページ……」
と新しい問題だけで埋めることはおすすめしません。
たとえば、
新しい問題を学習する日
+
間違えた問題を解き直す日
+
数日後に自力で解けるか確認する日
+
単元を混ぜたランダム演習の日
というように、「できるようになったかを確認する時間」そのものを学習スケジュールに組み込みます。
これは一見すると、問題集を進める速度が遅く見えるかもしれません。
しかし、解説を読んだだけの問題を増やしても、入試で自力で解ける問題が同じように増えるとは限りません。
数学が苦手な高校生のスケジュールでは、「いつまでに問題集を終わらせるか」と同じくらい、「いつ、自力でできるようになったかを確認するか」を決めておくことが重要です。
大学受験数学の1週間の勉強スケジュールはどう組む?
大学受験数学の1週間の勉強スケジュールは、「新しい内容を進める時間」だけでなく、「解き直す時間」「数日後にもう一度確認する時間」まで最初から入れて組みます。
1週間の学習計画を立てるとき、
「月曜日は問題集を10ページ」
「火曜日は次の10ページ」
「水曜日はさらに10ページ」
というように、新しい問題を進める予定だけを入れてしまうことがあります。
しかし、この方法では、間違えた問題や解説を読んで理解した問題を、もう一度自力で解く時間がなくなります。
数学では、
「一度理解した」=「次に一人で解ける」
とは限りません。
特に大学受験では、問題集とまったく同じ問題が出題されるわけではないため、学習した考え方を自分で選び、別の問題でも使える状態にしていく必要があります。
そのため、1週間を、
新しい問題に取り組む
↓
解けなかった原因を確認する
↓
解説を閉じて解き直す
↓
数日後にもう一度解く
↓
単元を混ぜた問題でも解けるか確認する
↓
結果を見て翌週の予定を修正する
という一つのサイクルとして考えます。
大学受験の数学スケジュールでは、「今週どこまで進むか」と同時に、「今週学習したことを、いつ自力で確認するか」まで決めておくことが重要です。
毎日の新しい学習と復習をどう配分する?

毎日の数学学習では、新しい問題だけで予定を埋めず、以前に間違えた問題を自力で解き直す時間を確保します。
ただし、
「新しい学習30分、復習30分」
のように、全員が同じ割合にする必要はありません。
必要な配分は、現在の学力や学習段階によって変わります。
たとえば、基礎から立て直している高校生なら、前日に理解した問題をもう一度解く時間を多めに取る必要があります。
一方、基本~標準問題がかなり定着していて入試演習へ進んでいる生徒なら、新しい問題やランダム演習に使う時間を増やせます。
大切なのは、時間の比率を固定することではなく、一度学習した問題を、自力で再現できるか確認する時間をなくさないことです。
たとえば、1日の数学学習を次のように進めます。
【1日の数学学習の基本例】
① 前日・数日前に間違えた問題を解き直す
↓
② その日の新しい問題に取り組む
↓
③ 解けなかった原因を確認する
↓
④ 必要な解説や基本事項を確認する
↓
⑤ 解説を閉じて、もう一度自力で解く
ここで、復習する問題をすべて同じように扱う必要はありません。
優先したいのは、
- 解説を読んだ直後には解けたが、まだ定着を確認していない問題
- 一度解き直しても、もう一度間違えた問題
- 公式は知っていたが、どの公式を使うか判断できなかった問題
- 計算ではなく、考え方そのものを間違えた問題
- 志望校の入試でも必要になる重要な考え方を含む問題
などです。
反対に、何度出されても迷わず解ける問題を、同じ頻度で繰り返す必要はありません。
このようにすると、問題集を最初から最後まで均等に復習するのではなく、「まだ自力では解けない問題」に勉強時間を多く配分することができます。
高2・高3では数学以外の科目にも時間が必要です。
だからこそ、単純に数学の勉強時間を増やすのではなく、何に時間を使うかを選ぶことが重要になります。
週1回は「予定」ではなく「できるようになったか」を確認する

週に1回は、「予定していたページまで進んだか」ではなく、「その週に学習した問題を解説なしで解けるようになったか」を確認します。
たとえば、
「今週は問題集を20ページ進める」
という予定を立てたとします。
20ページまで予定どおり進めたとしても、月曜日や火曜日に学習した問題を週末に出されて解けないのであれば、次の20ページへそのまま進むことが適切とは限りません。
反対に、予定していたページ数には少し届かなかったとしても、以前解けなかった問題を自力で解けるようになっていれば、必要な学習は進んでいます。
そこで週末には、その週に取り組んだ問題からいくつかを選び、
- 教科書を見ない
- 参考書の解説を見ない
- ノートを見ない
- できれば単元名も分からない状態にする
という条件で解いてみます。
ここで確認するのは正答率だけではありません。
問題文を読んで、自分で解法を考え、必要な公式や知識を選び、正解までたどり着けるかを確認します。
【私の指導で行っている確認方法】
私の指導でも、その場で問題を解けただけでは「できるようになった」と判断していません。
まず対話をしながら、どこで考え方を間違えたのかを確認します。
必要な内容を理解できたら、その直後にもう一度、自分で問題を解いてもらいます。
そこで正しい考え方で解けることを確認したうえで、同じ問題や類題を家庭学習として出します。
そして次の指導日には、宿題として取り組んだ問題の中からこちらで問題を選び、もう一度解いてもらいます。
このとき、
「これは二次関数の問題」
「これは数列の問題」
といったヒントをできるだけ与えず、問題文から何を使うのかを自分で判断できるかまで確認します。
私が見ているのは、答えが合っているかだけではありません。
どの問題でも、問題文から必要な考え方を自分でアウトプットし、式を立て、解説を見ずに正解までたどり着けるかを確認しています。
ここまでできて、初めてその内容を「できるようになった」と判断します。
この確認を1週間の学習にも取り入れると、
平日:新しい学習+解き直し
↓
数日後:同じ問題・類題で再確認
↓
週末:問題を選んで再テスト
↓
できなかった原因を確認
↓
翌週の学習内容を決める
という流れになります。
1週間を「問題集を何ページ進めたかを確認する単位」ではなく、「学習した内容が自力で使えるようになったかを確認する単位」として使うことが大切です。
予定どおり進まなかったらどう修正する?
予定どおり進まなかった場合は、翌週の勉強時間を単純に増やすのではなく、「なぜ遅れたのか」を確認して、問題数や優先順位を修正します。
高2・高3では、
- 学校の定期テスト
- 模試
- 予備校の授業や宿題
- 英語・理科など他科目の学習
- 学校行事
などもあるため、毎週まったく同じペースで勉強できるとは限りません。
予定が遅れたときに、
「今週10ページできなかったから、来週は10ページ追加する」
という修正を続けると、予定だけが増えていきます。
そこで、まず遅れた原因を分けます。
① 予定していた問題数が多すぎた
実際に1問を解くのに必要な時間を確認し、翌週は現実的な問題数に減らします。
学習量を減らすこと=勉強を怠ることではありません。
必要な解き直しまで含めて予定を立て直します。
② 一つの単元で予想以上に時間がかかった
この場合は、単純に「苦手だから時間がかかった」と考えず、前提知識に不足がないか確認します。
たとえば、現在取り組んでいる公式そのものではなく、それ以前の計算や関数の理解が原因になっていることがあります。
必要なら、前の単元まで戻る時間を翌週のスケジュールに入れます。
③ 解き直しや復習に時間がかかった
これは必ずしも悪い遅れではありません。
予定していた新しい問題を10問解く代わりに、以前解けなかった5問を自力で解けるようにしたのであれば、単純に「5問分遅れた」とは考えません。
問題集の進度ではなく、自力で解ける問題が増えたかで判断します。
④ 他教科との両立が難しかった
大学受験では、数学だけを完成させればよいわけではありません。
特に国公立大学を目指す場合には、英語・理科・国語・共通テスト対策などとの時間配分も必要になります。
数学の予定が毎週遅れるのであれば、数学だけを見るのではなく、受験科目全体の勉強時間を見直します。
そして、予定を修正するときに避けたいのが、遅れを取り戻すために復習を削ることです。
予定より遅れた
↓
なぜ遅れたか確認する
↓
優先度の低い課題を減らす
↓
必要な復習・再テストは残す
↓
翌週の問題数を組み直す
という順番で考えます。
年間では「この時期までに標準問題を自力で解けるようにする」「この段階から過去問へ進む」といった目標を持っていても、1週間の計画は実際の理解度に応じて変えて構いません。
むしろ、毎週確認して修正するからこそ、年間の目標とのずれを早めに見つけることができます。
大学受験数学の1週間のスケジュールは、一度決めた予定を守るためのものではありません。「今週何ができるようになったか」を確認し、その結果から次の1週間に何を優先するかを決めるために使うものです。
【例】大学受験数学の1週間の勉強スケジュール
1週間の数学学習は、新しい問題を毎日進めるだけでなく、数日前に学習した問題をもう一度解く日と、週末に定着を確認する日を入れて組みます。
たとえば、学校や予備校と並行して大学受験の数学を勉強している高校生なら、次のような組み方が考えられます。
| 曜日 | 学習内容 | 確認すること |
|---|---|---|
| 月曜日 | 新しい単元・問題を学習+その場で解き直し | 解説を閉じた後、自分だけで解けるか |
| 火曜日 | 月曜日の復習+新しい問題 | 前日に学習した考え方を自分で再現できるか |
| 水曜日 | 新しい問題+以前間違えた問題の解き直し | 同じ間違いを繰り返していないか |
| 木曜日 | 月・火に学習した問題や類題を再度解く | 数日空いても解説なしで解けるか |
| 金曜日 | 新しい問題+苦手問題の復習 | 公式を覚えているだけでなく使えるか |
| 土曜日 | まとまった時間で標準問題・入試演習 | 問題文から使う解法を自分で判断できるか |
| 日曜日 | 1週間の問題からランダムに再テスト+翌週の計画修正 | 「進んだ量」ではなく「できるようになった問題」を確認する |
この表で大切なのは、曜日そのものではありません。
部活動や学校、予備校の予定によって、土曜日に十分な勉強時間を取れない高校生もいます。
その場合は、入試演習や再テストを別の曜日に移して構いません。
重要なのは、1週間の中に次の4種類の学習を入れることです。
① 新しい内容を学習する
② 解けなかった問題を解き直す
③ 数日後にもう一度自力で解く
④ 週末などに単元を混ぜて確認する
たとえば月曜日に二次関数の問題を学習して、その場では解けるようになったとします。
それで終了にはせず、木曜日に同じ問題や類題をもう一度解きます。
さらに日曜日には、「二次関数の復習」とあらかじめ知らせず、数列や三角関数など、その週までに学習した問題と混ぜて出します。
ここで二次関数の問題だと自分で判断し、必要な考え方を使って解ければ、単元別に練習していたときよりも一段階進んだと考えられます。
反対に、月曜日には解けたのに木曜日には解けなかった場合は、翌週も復習対象にします。
日曜日のランダム演習で「どの公式を使えばよいか分からない」となった場合には、公式を覚え直すだけでなく、問題文から解法を判断する練習を追加します。
1週間の基本サイクル
新しい学習
↓
その場で解き直す
↓
数日後に再確認する
↓
ランダムに出されても解けるか確認する
↓
できなかった問題を翌週のスケジュールへ戻す
このようにすると、問題集を「1週間で何ページ進めたか」だけで管理するのではなく、「1週間で何を自力でできるようになったか」を基準に大学受験数学の勉強スケジュールを調整できます。
大学受験の数学スケジュールがうまく進まない原因は?
大学受験の数学スケジュールがうまく進まないときは、勉強時間が足りないとは限りません。
「参考書をどこまで進めたか」「学校や予備校でどこまで習ったか」を基準にしていて、本人が実際にどこまで自力で解けるのかを確認できていないことがあります。
たとえば、予定どおり問題集を進めていても、数週間前に学習した問題をもう一度出されると解けないのであれば、予定と実際の理解度に差があります。
反対に、予定より進み方が遅くても、以前解けなかった問題を解説なしで解けるようになっているのであれば、必要な学習が進んでいる場合もあります。
数学の学習計画がうまく進まないときは、すぐに勉強時間や問題数を増やすのではなく、まず次の3点を確認します。
① 参考書を終わらせることが目標になっていないか
② 学校・予備校の進度を本人の理解度と考えていないか
③ 志望校で必要な数学と現在の学力の差を確認しているか
大学受験の数学スケジュールは、予定を消化するためのものではなく、志望校で必要な問題を自力で解ける状態へ近づくためのものです。
参考書を終わらせることが目標になっていないか?

参考書や問題集は、「何月までに1冊終わらせるか」だけではなく、「その1冊の問題をどこまで自力で解けるようにするか」を考えて使います。
大学受験の数学について調べると、
「夏までにこの問題集を終わらせる」
「秋までに標準問題集を3周する」
といった勉強計画を目にすることがあります。
期限を決めること自体は必要です。
しかし、
1周した=できるようになった
とは限りません。
たとえば、1冊の問題集を予定どおり最後まで進めても、
- 解説を見ながら解いた問題が多い
- 答えを写して終わった問題がある
- 解説を読んだ直後しか解けない
- 数日後には解法を忘れている
- 類題になると解けない
- 単元名が分からないと、使う公式を判断できない
という状態なら、入試で自力で使える知識になっているとは言いにくいでしょう。
反対に、予定していた問題数より少なくても、
解説を見ずに解く→類題を解く→数日後にもう一度解く→単元を混ぜても解法を判断できる
ところまで確認できていれば、その問題から学んだ内容は入試につながりやすくなります。
そのため、参考書や問題集の進捗を見るときは、
| 進捗として見えやすいもの | 本当に確認したいこと |
|---|---|
| 何ページ進んだか | 何問を自力で解けるようになったか |
| 何周したか | 数日後にも解けるか |
| 解説を理解できたか | 解説なしで方針を立てられるか |
| 参考書を何冊終えたか | 初めて見る類題にも考え方を使えるか |
というように分けて考えます。
もちろん、大学受験には期限があるため、1問にいつまでも時間をかければよいわけではありません。
だからこそ、志望校で必要な問題を優先し、その中で「自力で解ける問題」を増やしていくことが必要です。
参考書は「終わらせるもの」ではなく、志望校の問題を解くために必要な知識や考え方を身につけるために使うもの、と考えるとスケジュールを修正しやすくなります。
学校・予備校の進度をそのまま自分の理解度と考えていないか?
学校や予備校で授業を受けたことと、その内容を自分で使って問題を解けることは分けて考える必要があります。
たとえば、
「学校では数ⅡBCまで終わっている」
「予備校では数列の講座を受講した」
というのは、どこまで学習機会があったかを示すものです。
それだけでは、本人がその範囲をどこまで自力で解けるかは分かりません。
授業中には理解できても、一人で問題を解くと、
「最初に何をすればよいか分からない」
「公式は覚えているが、どれを使えばよいか分からない」
ということがあります。
【指導例】予備校で数列を受講していても、数列が苦手だった高校生
実際に私が指導した生徒にも、予備校で数列の講座を受講しているにもかかわらず、数列を苦手としていた高校生がいました。
そこで、予備校の授業を最初からそのまま復習するのではなく、まず「数列について何ができて、何ができないのか」を確認しました。
そのうえで、
- 等比数列の公式の使い方を確認する
- 公式がどのように導かれるのかを確認する
- 漸化式の考え方を理解する
- 3項間の漸化式まで問題演習を行う
という順番で学習しました。
ここで重視したのは、公式を暗記して問題に当てはめるだけで終わらせないことです。
たとえば等比数列についても、公式だけを覚え直すのではなく、公式がどのように導かれるのかを確認し、そのうえで実際の問題の中で使う練習をしました。
「公式を知っている」から「なぜその公式になるのかが分かり、必要な問題で使える」状態へ進めることを目標にしたわけです。
その結果、共通テスト模試では、数ⅡBCの得点が以前より約20点上がりました。
この事例でお伝えしたいのは、「予備校では数学が伸びない」ということではありません。
予備校の授業を受けることで、必要な内容を学ぶことはできます。
ただし、授業を受けていても成績につながっていない場合には、さらに講座や問題集を増やす前に、
「習った内容を、解説なしで自分で使える状態になっているか」
を確認する必要があります。
この生徒の場合も、「数列は予備校で習ったから終了」とせず、実際に問題を解いて理解度を確認したことで、必要なところから学習を組み直すことができました。
学校や予備校のカリキュラムは「何を習ったか」を確認するために使い、本人の数学のスケジュールは「何を自力で使えるか」を基準に調整することが大切です。
志望校と現在地の差を確認せず計画を立てていないか?
大学受験の数学スケジュールは、現在の学力だけを見るのではなく、「志望校で必要な到達点」との差から逆算して立てます。
数学が苦手な高校生の場合、
「まず基礎を完璧にしよう」
と考えることがあります。
基礎固めは重要です。
しかし、大学受験には試験日があり、使える時間には限りがあります。
そのため、
「基礎ができるまで、ずっと基礎問題だけを解く」
という計画では、志望校の過去問や入試演習に十分な時間を使えなくなることがあります。
反対に、志望校の問題が難しいからといって、現在の基礎が不足している状態から難しい入試問題ばかり解いても、なかなか自力で解ける問題は増えません。
そこで、
① 志望校では数学がどこまで必要か
↓
② 現在、その範囲をどこまで自力で解けるか
↓
③ 志望校との間に何が不足しているか
↓
④ 残り期間で何を優先するか
という順番で考えます。
たとえば、同じ数学偏差値40台の高3でも、
- 共通テスト数学が必要な生徒
- GMARCH理系を目指す生徒
- 数ⅢCまで使う私立理系を目指す生徒
- 国公立大学の二次試験でも数学を使う生徒
では、優先する内容は同じではありません。
さらに、同じ志望校でも、
「基本問題は解けるが入試問題になると解法を選べない」
生徒と、
「二次関数や数列などの基本問題から解けない」
生徒では、開始地点が変わります。
前者なら標準問題やランダム演習、過去問へ比重を移すことが考えられます。
後者なら、志望校で優先度の高い単元を選び、基礎例題→解説なしの類題→ランダム演習と段階を踏んで立て直します。
ここで大切なのは、年間計画を一度作って終わりにしないことです。
模試や過去問を解いたら、
- 予定していた単元が本当にできるようになったか
- 予想していなかった弱点が見つからなかったか
- 志望校の目標点との差は縮まっているか
- 次の1か月で優先すべき単元は変わっていないか
を確認し、必要に応じて勉強スケジュールを変更します。
志望校で必要な到達点
↓
現在どこまで自力で解けるか
↓
その差を埋める学習をする
↓
模試・過去問で確認する
↓
結果に応じて計画を修正する
という循環を作ることが重要です。
大学受験の数学スケジュールがうまく進まないときは、すぐに新しい計画へ作り替えるのではなく、「参考書の進捗」「本人が自力で解ける範囲」「志望校で必要な到達点」の3つが一致しているかを確認しましょう。
大学受験の数学スケジュールについてよくある質問
大学受験の数学は何から始めればいい?
まず、志望校で必要な数学の範囲と、現在どこまで自力で解けるかを確認することから始めます。
数学が苦手だからといって、必ず数ⅠAの最初からすべてやり直す必要はありません。
教科書の例題や基本問題などを解いて、「解説を見なくても解けるところ」と「自力では解けないところ」を分けます。
自力で解けない場合には、公式を忘れているのか、公式の使い方が分からないのか、それ以前の単元につまずきがあるのかまで確認します。
そのうえで、
基礎固め→標準問題→入試演習→過去問
のどこから始めるかを決めると、必要な内容に時間を使いやすくなります。
高2から大学受験の数学を始めても間に合う?
高2からであれば、学校の数ⅡBCを進めながら、数ⅠAの苦手な部分を並行して立て直す時間があります。
数ⅠAをすべて復習してから数ⅡBCへ進むのではなく、基本問題を解いて不足している部分を見つけ、必要な単元を優先して復習します。
理系で数ⅢCが必要な場合は、学校の進度と志望校を確認しながら開始時期を決めます。
高2の終わりまでに重要なのは、参考書を何冊終えたかではありません。
既習範囲の基本~標準問題を、どこまで解説なしで解けるようになったかを確認しておくことが、高3の入試演習につながります。
高3で数学の基礎ができていなくても大学受験に間に合う?
高3からでも立て直せる場合はありますが、残り期間が限られるため、全範囲を均等にやり直すのではなく優先順位を決める必要があります。
まず、志望校で必要な数学の範囲とレベルを確認します。
そのうえで、既習範囲の問題を実際に解き、
- 基礎から戻る単元
- 標準問題から始められる単元
- 入試演習へ進める単元
に分けます。
たとえば、二次関数の一部だけに問題があるのであれば、数Ⅰ全体を最初からやり直す必要はありません。
一方、現在の問題が解けない原因が中学数学や以前の単元にあるなら、そこまで戻った方がよい場合があります。
「高3だからどこまで進まなければならないか」ではなく、「志望校までの差を残り期間でどう埋めるか」からスケジュールを組むことが重要です。
大学受験数学の参考書や問題集は何冊必要?
参考書や問題集の冊数を増やすより、今使っている教材の問題を自力で解けるようにすることを優先します。
何冊も問題集を進めても、解説を読んで理解しただけでは、入試で同じ考え方を使えるとは限りません。
まずは学校の教科書や現在使っている参考書・問題集について、
問題を解く→解説を確認する→解説を閉じて解き直す→数日後に再度解く→類題でも確認する
という流れで学習します。
その教材のレベルが現在の学力や志望校に合っていない場合には変更を検討しますが、問題集を終えること自体を目標にしないことが大切です。
大学受験数学の過去問はいつから始めればいい?
過去問は早めに一度確認し、本格的な演習は既習範囲の基礎・標準問題がある程度自力で解けるようになってから始めます。
高3の春など早い段階でも、志望校の過去問を見ることで、出題範囲や難易度、問題数、記述量などを確認できます。
一方、基礎が十分でない段階から過去問だけを繰り返しても、解説を読む時間が多くなりやすいため注意が必要です。
過去問を解いた後は点数だけを見るのではなく、「基礎不足」「標準的な解法の未定着」「解法を選べない」「時間不足」など、解けなかった原因を確認します。
そして必要に応じて基礎・標準問題へ戻り、もう一度過去問で確認します。
大学受験の数学は1日何時間勉強すればいい?
数学の勉強時間は一律に決めず、現在の学力、志望校、他科目とのバランスから決めます。
理系で数ⅢCまで必要な生徒と、共通テストだけで数学を使う生徒では、必要な学習量は異なります。
また、「毎日2時間勉強した」という時間だけでは、数学ができるようになったかは判断できません。
1日の学習には、
- 新しい問題
- 間違えた問題の解き直し
- 数日前に学習した問題の再確認
を入れます。
さらに週に1回程度は、単元を混ぜた問題を解き、問題文から必要な解法を自分で判断できるかを確認します。
勉強時間だけでなく、その時間によって「自力で解ける問題が増えているか」まで確認することが重要です。
まとめ 大学受験の数学スケジュールは「現在地」と「志望校」から逆算する
大学受験の数学スケジュールで最も大切なのは、「高2だからここまで」「高3の夏だから過去問」と時期だけで決めるのではなく、現在どこまで自力で解けるのかと、志望校で必要な到達点の両方を確認することです。
この記事のポイントを整理すると、次の5つです。
- 最初に志望校で必要な数学の範囲・レベルを確認する
- 「習ったか」ではなく、「解説なしで自力で解けるか」で現在地を確認する
- 基礎固め→標準問題→入試演習→過去問の4段階で考える
- 解けない場合は、現在の単元だけでなく前提となる単元まで戻って原因を確認する
- 1週間ごとに「何ページ進んだか」ではなく、「何が自力でできるようになったか」を確認してスケジュールを修正する
高2であれば、学校で数ⅡBCを進めながら、数ⅠAの不足部分を並行して立て直すことができます。
高3で基礎に不安がある場合は、すべてを最初から均等に復習するのではなく、志望校で必要な内容と現在できていない内容を照らし合わせ、優先順位を決めることが重要です。
また、問題集を何周したか、予備校でどこまで授業を受けたかだけでは、数学の定着度は判断できません。
解説を見ずに解く→類題を解く→数日後にもう一度解く→単元を混ぜても解法を判断できる
ところまで確認して、初めて入試で使える力につながっていきます。
数学の学習スケジュールを一人で決めるのが難しい方へ

「大学受験に向けて数学をやり直したいけれど、どこまで戻ればよいか分からない」
「予備校には通っているのに、数学だけ成績が伸びない」
「高3なので、基礎と過去問のどちらを優先すればよいか分からない」
このような場合は、問題集を増やす前に、現在どこでつまずいているのかを確認し、志望校までに必要な学習の優先順位を整理することが必要です。
私は算数・数学専門の家庭教師として、現在の単元だけを見るのではなく、実際に問題を解いてもらいながら、「どこで理解が止まっているのか」「何を優先して学習する必要があるのか」を確認しています。
必要であれば前の単元まで戻り、
基礎例題→解説を見ないで類題を解く→ランダム演習→定着確認
という流れで、大学受験までの数学の学習計画を組み直します。
「今の数学の勉強をこのまま続けてよいのか」「志望校までに何を優先すればよいのか」を整理したい方は、まずは無料相談・体験授業からお問い合わせください。


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